おうかしょうきんず / 2025
意富比神社(船橋大神宮)杉戸襖絵奉納 / 787×1590mm が4面
天然岩絵具・胡粉・金箔・染料
作家ステートメント
小鳥と植物を題材にした「小禽図」は、古くから描かれてきました。私はふだんから花鳥画を主に制作してきましたので、四枚の杉板という大きな画面を前にした時、花と鳥の舞う様子を描きたいという思いがありました。
船橋の意富比神社(大神宮)は桜の印象が強く、爛漫な花をより華やかに表現したいと、花弁が風に舞うような様子を右から左へと描き、初夏を感じさせる朝顔へと目線が続いていくよう構成しました。満開の桜に、雀・ルリビタキ・目白・翡翠の小鳥を描いています。さまざまな場所に自由にとまる小鳥がいますので、観るたびに新しい発見をしていただけたらと思います。
画材も下地の膠からこだわり、岩絵具は古来より使われてきた天然素材のみを用いました。平安時代の仏画を模写した際、限られた色数のなかの美しさと表現の豊かさに感銘を受けた経験から、天然絵具のみに色数を絞り、群青や緑青の美しさがより引き立つようにしています。日本画特有の、天然鉱物の美しさを感じていただけたら幸いです。



綿引はるな《桜花小禽図》 / 意富比神社(船橋大神宮)杉戸襖絵奉納 / 2025
綿引はるな《桜花小禽図》——意富比神社(船橋大神宮)襖絵の制作記録。
本作品は意富比神社(船橋大神宮)の社務所内に奉納されており、通常は一般公開されておりません。
作品の様子は、上記の映像をとおしてご覧ください。