古くから受け継がれてきた素材を使い、
いまの花鳥を描く。
下地の膠から、岩絵具のひと粒まで。
古来より日本画に用いられてきた天然の素材を大切にしています。
群青、緑青、金。限られた色数のなかにこそ、
深いいろの美しさがあると感じています。
満開の桜に遊ぶ小鳥、水辺に憩う鴨、風に舞う花弁。
身近な花鳥の情景を、時間をかけて一枚の画面に積み重ねていく。
観るたびに、小さな発見がうまれるような絵でありたいと思っています。
派手さよりも、しずけさを。
長く同じ場所に在りつづけ、見るたびに静かに語りかけてくる。
そんな絵を、これからも描いていきます。